【事務局長論】ニュルブルクリンク北コース出張日記!

グリーン・ヘルは高低差300mの超難関コース!

こんにちは!事務局長の東風谷(こちや)でございます。

砂子塾ツアー下見を兼ねてニュルブルクリンク北コースへ行って来ました。

走行する機会だけでも貴重ですが、やはりコースを実際に歩きながら、路面のうねりやロードキャンバーや縁石の高さにコース高低差300mを自分の目で見てきました。

結論から言うと…やはり刺激的すぎるコースでした(汗)

フランクフルト空港を降り立ってレンタカーを借りてアウトバーンへ。

まず日本と違うのが追越し車線の在り方。

後方から速いクルマが来ると車線を譲り速い車両が通り過ぎて行く(日本だと追越し車線に…以下省略w)

当たり前の事ですが、そんな所作が心地良いアウトバーンからニュルの街へ。

今回参加したプログラムはBMW M Nordschleife driving experience

全長20.81Kmの北コースを10ヵ所に区切りセクター毎に反復練習!

走ったら何と!Uターンしてスタート位置まで戻る。しかもコースに実際降り立って、インストラクターから走り方から注意ポイント、誰々が数年前にここでスピンした等w

細かくアドバイスしてくれるレッスン!(やらかしてしまうとコーナー名が名前に変換されるので要注意です)

歩いてみるとコース理解度は格段に上がりますね。

『何故ここは走行ラインを外すんだろう?』と疑問を抱いても見れば『なるほど!』と納得!

更に今回のレッスンは先生先導による引っ張り走行で”走りのリズム”が吸収出来るのも良かった点、参加者のペースに先生が合わせてくれるから更に走りやすく分かりやすい。

ニュルを30,000Lapは走っている鉄人ロベルト先生の引っ張り走行はスリリングでハイペース!

200km/hで走行中、日本なら車間距離を空けてと言いそうな状況でも「車間距離もっと詰めて!」と無線が入る(汗)

後から聞いた話で、今回ご一緒した菰田潔氏(AJAJ会長)がMr.ロベルトに一言。

コッチーは日本でレース出てるからもっとペース上げてOKと助言があったそうで(;^_^A アセアセ・・・

急に全開になったのはそのせいと分かりましたw

しかし理に適っていて、車間距離が空きすぎると先導車の正しいラインがコピー出来ないので、後続の生徒4台の走行ラインが外してしまい危険となってしまう。

YouTubeで見る事のあるアクシデント多発ポイントも実際に走り+歩くとなぜ起きてしまったのか良くわかりました(なので十分注意して走行です…)

ニュルブルクリンクのパドックには夕方からは一般車が集まり平日なのに満車!

半袖短パン2名乗車でコースインして行く光景。戻って来て仲間とクルマ談議。

石焼きステーキで有名なお店も走行後のドライバー達で平日夜なのに満員!

とにかく多かったのがトレーラーの積載車。クルマを牽引しながら出社して

帰りにニュルを走りに来てるような人が多数いたように感じました。

日本で牽引して出社とかしたら白い目で見られる会社が多そうだけど、ドイツは普通の光景なのでしょう。

このクルマ文化は羨ましい!いつか日本もこうなりますように!

どこを走っても結局はスムーズな運転が要求される!

北コースを2日間体験して思う事は〖スムーズなドライビング〗が必要という事。

ステアリング操作とブレーキのリリースを短時間で丁寧に確実に行う。

特にハイスピードなニュルブルクリンクは恐怖感が先行し思うように走らせてくれないコース。

今回同行した方で日本できっちり準備OKでも最初はあの雰囲気とスピードに飲込まれてしまう。

それをどう克服するか。

それはドライビングのスキルを更にレベルアップして自信を持つ事。

広場で定常円旋回もオーバル旋回も大体出来ているからおしまいではなく、

フロントタイヤを1本分パイロンに近づける或いは遠ざける、ライン取りを20㎝以上外さない!など具体的に。

自分の行きたいところにクルマを自在に持っていく。

運転スキル向上が自信にも繋がりアクセルを自信を持って踏み込めるようになる。

この好循環になるよう月イチ砂子塾!継続は力なりです。

そして自動車開発の聖地「Nürburgring」で走ってみませんか!

来年の開催に向けて動き出しましたのでお楽しみに!

今回の動向にあたりご協力いただいた皆様ありがとうございました。

砂子塾事務局長 東風谷高史