【体験談】砂子塾ッ!「SUGO遠征レッスン!」に参加しました。[前編]

TVC・砂子塾生
ヒデキ還暦 様

【砂子塾・TVC歴】砂子塾、TVC共に2022年の5月に初参加で約半年。
砂子塾:概ね月1回程度開催されていて、これまで7回参加。
TVC:概ね週1ペースで通っており、継続中。現状50走行枠くらい。

  

自己紹介

還暦直前サラリーマン、モータースポーツ歴 約12年
車はこの12年間、マツダロードスター(NB)です。
サーキットは富士ショート、筑波1000、から始まり筑波2000を経て現在はFSWをメイン(というかFSWだけ)
2018年より富士チャンピオンレース(ロードスターカップ)に参戦
所謂サラリーマン、サンデーレーサーです。

2022年10月20日、「砂子塾ッ!SUGO遠征レッスン!」に参加しました。
参加レポート依頼があり、私が書いても参考になるかなあ〜とも思いましたが、砂子塾やTVCが未体験の方、現在参加検討されている方の参考になれば、レポートいたします。

きっかけは、レース(ロードスターカップ)に参戦して今年で5年目。
今だ結果が芳しくない(下位グループが定位置)のを何とかしたい、と思ったから。
サーキット走行練習はコンスタントに行っていたのですが、2年ぐらい前から自分でも「間違った操作をただ繰り返しているのでは?」と考えるに至り門を叩きました。
現在は「もっと早く参加すればよかった」と思ってます(笑)

で今回参加した「砂子塾ッ!SUGO遠征レッスン!」は月一広場トレーニングとは違い、実際にサーキットで行うレッスンです。
理由は、、、

・FSW以外のサーキットも走って、ドライビングの引き出しを増やしたい
・約半年、TVCでトレーニングしているが、リアルな車で実力を確認したい

という2つの目的でした。

自分の実力ってなかなかわかりませんよね?
実力とはなにか? と考えると色々深い話になりそうですが、運転上手い=どんな車でも、何処でもその車の限界で走れるだとすると、サーキットでのタイムが明確な指標となります。

だがしかしサーキットのタイムは条件で全然ちがいます。

車種が違えば当然ですが、同じ車種でもチューニングの程度も違うし、タイヤが異なれば全然ちがいますよね。
いや、自分の車を自分で運転していても、その時の気温や路面状況でも違うし、まあ、難しいですよね。客観的評価は。

そんな中で、自分の車で同一セッションで自分とプロが交互に運転してタイムを出す。
これ以上明確な指標はないでしょう。
それが出来るという事も大きな理由の一つでした。

という事で、自分の引き出しを増やしつつ、実力チェック、ついでに牛タン食べたいを実現する為、いざSUGOへ!

SUGOの前々日、TVCで特訓!

TVCでは、上手な方はどこのサーキットでも塾長から1〜1.5秒落ちでコンスタントに周回するとの事。
すげー!
私の実力はあまり言いたくないですが、何処のサーキットでも塾長の4〜5秒落ち、しかも自己ベストで。(笑)
という事で伸びしろ十分な状態、ド下手くそとも言う。

遠征の直前TVCでは、集中的にSUGOを特訓しましたが、やはり塾長4秒落ちでした、、
ですので実車では恐らくもっと差が出るのだろうな?
と思いつつ、内心「同じタイム出ちゃったりして」と思ったりもしました。
勿論そんなことはありませんでしたが(笑)

当日は絶好のお天気!
砂子塾生も86のMさんや、M2CSのHさん、Iさんが参加。
初めての私に、皆親切に色々教えていくれました。

今回は走行時間も4時間とたっぷり。

まずは2周の習熟走行、
ここでコッチーこと東風谷レーサー兼事務局長が助手席の乗ってくださり、コースの説明
危険個所や注意事項などアドバイスを受けました。

ピットに戻り、いよいよ単独で走行。
まずは慎重に、でも遅すぎないように走行。塾長から言わてますから。
5周くらい走って、一旦ピット。
頭を冷やし、エア圧を調整後、再スタート。

おおっ!TVCと同じだぞ!って当たり前か(笑)

でもですね、最初TVCは凄く違和感がありました。
直接的なGはありませんし、モニタ映像なので当然立体ではないし、、
ブレーキも一般市販車とはタッチが異なります。
最近やっと少し慣れてきた(まだまだですが)
と聞くと、実車と大きな差がある、と思う方もいるかもしれません。

しかし!、TVC未経験のあなた! TVCのSIMは実車と同じですよ。
いや、同じではないですが(笑)、同じに感じるようになります。マジで。
オーバー出始めや、フロント荷重が適切に掛かっている時のステアリングインフォメーションなど、
実車と同じです(同じではないですけど)同じです(笑)

TVC未経験のみなさん、是非お勧めします。

1回だけだとわからないと思うので、まあ10回くらいは行ってみてください。
広場トレーニングも同時進行がよいです。
実車サーキットでの悪い癖がある人、同じように出ます(私の事)

もっと言うと、運転の癖はTVCでも広場トレーニングの定常円でもオーバルでも出ます(私の事)
アクセルのON/OFFが乱暴、視線が近い、切り遅れる、カウンター遅い、戻すのも遅い、アクセル早や踏み、タイト侵入などなど全部自分の事ですけど(笑)

逆に言うと、広場トレーニングやTVCでコントロールできるようになると、サーキットにも反映されます。
これについては自分は完全に出来ているわけではないので説得力にかけますが、皆さんそうおっしゃいます。はい。
ですし、自分もそうなると感じられます(まで出来てないけど)

あれ、かなり脱線しましたね。(笑)

でSUGOですが、1分47秒後半くらいが前半のベスト。

その後、デジスパイスを見ながら(初めて使用したのでMさんに色々教わりました)特に遅いところなどチェック。
少しづづ改善するもタイムには繋がらず。

途中、車が止まってしまう(センサ異常?)トラブルもあり、少し停滞。
一応部品交換して、復活したっぽいので、コッチーにお願いして同乗走行。

非力なロードスターなので、2名乗車はかなりタイムに影響あるも、いきなり46秒台、さーすがー!
まあ、何か全然走らせ方が違いますね。

何というか、走らせてるって感じ!自分のは乗らされてる、みたいな。
どのコーナーでも、どこまでが限界なのか探りつつ次のドライビングに修正を掛ける、メリハリの効いた走りでした。
私のはそんなつもりは無いのだが、ボーっとしてる。

その後、真の差あぶりだす為、コッチーに単独で走行して頂く。2秒以上違いました。
再びデジスパイスでチェック、MさんにS字のアドバイスを貰い、走行開始。中々タイム伸びず。

一旦ピットに入り、頭冷やす。

一遍には出来ない、欲張らず出来る事からやろう。
各コーナーの全開ポイントを手前にするように、ボトムが落ちてもいいから。
タイムも気にせず、減速ポイント、全開ポイントが大きくずれていた後半セクターを注意
そして走行、おおっ、っちょっとづつタイム更新
そして最終ラップでベスト更新
結果、コッチーとの差、1.9秒、、まだまだ大きい。
が改善ポイントが見えてきた。

ほんと、楽しかったです!

先日、TVCで塾長に報告
お褒めの言葉を頂こうと思いましたが
「コッチーの1.9秒落ち? 大きいねぇ」
「最終ラップで? もっと早く出さないと」
との事(笑)

そして、TVCで再度SUGO。
一応、ほんの少しですが自己ベストを更新
「前回より明らかによい、攻めている」
「攻めるのと乱暴なのは違うけどね」
との事(笑) 一応褒められた事にしておこう。

後編に続く…