【砂子塾】鈴鹿同乗レッスンレポート|データが教えてくれる走りの整理

今日の砂子塾鈴鹿同乗レッスン。

今回は鈴鹿サーキットで行われた、CCMCさん主催の走行会に参加する形でのレッスンとなりました。

サーキットを走る機会はいろいろありますが、こうした走行会に参加しながらレッスンを行うのも実践的な環境です。
広場トレーニングで作ってきた操作を、実際のサーキットでどう使うのかを確認する時間でもあります。

今回の参加車両はPorsche ケイマンGT4RS。
中上級者のドライバーさんです、データを確認するといくつか共通するポイントが見えてきました。

特に気になったのは次の区間です。

・1コーナー
・S字2つ目
・ヘアピン手前の110R
・スプーン1個目
・130R

どれも鈴鹿では重要なコーナーですが、共通していたのは
「止め過ぎてボトムスピードを落とす」「アクセルONの躊躇から来るボトム低下」の傾向でした。

これは中上級者ほど起こりやすい現象でもあります。
安全に走ろうとすると、どうしても減速側に寄りやすくなるからです。

ただ鈴鹿のようなコースでは、

・必要以上に止めない
・車の向きを早く作る
・速度を落とさず次へ繋ぐ

この3つがとても重要になります。

S字の2つ目や110Rはまさにその典型で、
「速く走る」というよりも、
次のコーナーにどう繋げるかが大きく影響する区間です。

こういった部分は、いきなりサーキットで覚えるのは難しく、
広場トレーニングで繰り返している

・荷重移動
・ブレーキリリース
・向きの作り方

といった基礎操作がそのまま効いてきます。

1本目の走行後、データを確認しながらいくつかのポイントを整理しました。
そして次の走行では、ドライバー自身が運転を修正し、実際にタイムにもその変化が現れていました。

サーキットではつい感覚だけで走ってしまいがちですが、
データで状況を確認し、原因を整理し、次の走行で試してみる。

この流れがあると、走りの変化はとても分かりやすくなります。

今回もそのプロセスがしっかりと機能していた印象です。

ちなみに今日のタイヤは、すでに消耗が進んでいる状態でした。
グリップに余裕があるタイヤとは違い、このようなコンディションではより丁寧で正確な操作が求められます。

もちろん、新品タイヤでタイムを更新していくのもサーキットの醍醐味の一つです。
ただ、その日のタイヤ、その日の条件の中で、クルマが持っている性能をできるだけ引き出すこともまたドライバーの仕事です。

そういう意味では、今日のような状況は操作を見直すにはとても良い条件だったとも言えるかもしれません。

サーキットでは「タイム」がどうしても話題になりがちですが、
砂子塾で見ているのはそこだけではありません。

ブレーキの使い方、荷重の作り方、コーナー同士の繋がり。
そういった走りの中身が少しずつ整理されていくことの方が、実は大きな意味を持ちます。

今日の走行でも、そうした変化がデータにもはっきりと現れていました。

サーキットで起きたことを、
もう一度シンプルな環境で確認する。

そのための広場トレーニングであり、プレミアムレッスンです。

焦らず、でも着実に。
こうして一つずつ整理していくことで、走りは確実に変わっていきます。

参加された皆さま、お疲れさまでした。
次回の鈴鹿トレーニングは4/9(木)間もなく締め切りです。