【VITA初レンタル】初めてだから、速く走ろうとしない。

本日、富士ショートコースで砂子塾のVITA-01レンタルでした。
初VITA。
初富士ショート。
そして雨(笑)
初めてVITAに乗る日としては、なかなかのコンディションになりました。
今回のドライバーは、ロードスターパーティーレースに参戦しているクラブマンレーサー。
雨のレースでの優勝経験もありますが、VITAに乗るのは今回が初めてです。
「もっとハードルが高いものだと思ってました」
走行後、率直な感想を聞いてみました。
最初に返ってきたのが、
「もっとハードルが高いものだと思ってました。」
そして、
「シフトさえ慣れてしまえば、ロードスターよりぜんぜん乗りやすいし面白い!」
雨ということで最初は不安もあったそうですが、実際に走ってみると思った以上にグリップ感があり、コーナーもしっかり曲がれたとのこと。
そして屋根のないVITAですが、
「意外と濡れない!」(笑)
率直なご意見です(笑)
何より、
「すごく楽しい」
と言ってもらえたのが良かったですね。
楽しく走れたのには理由がある
ただ、今日楽しく走り終えることができたのは、単にVITAが乗りやすかったからだけではないと思っています。
僕が見ていて良かったのは、
最初からタイムを追わなかったこと。
初めてのVITA。
初めての富士ショート。
しかも雨。
その状況で、いきなり「何秒で走ろう」とはしなかった。
まずクルマを知る。
シフト操作に慣れる。
グリップを確認する。
そして、自分が理解できた分だけ少しずつペースを上げていく。
自分でちゃんとドライビングプランを組み立てて走れていました。
これはかなり大事なことだと思います。
タイムは結果としてついてくるもの。
特に初めて乗るクルマでは、最初から速さを求めるより、まずそのクルマを理解する。
だから最後まで無理なく、楽しく走れたんだと思います。


VITAだから特別な動きをするわけではない
VITAだからといって、クルマの動きの基本が特別なわけではありません。
ブレーキを踏めば前に荷重が移る。
ブレーキリリースとステアで向きを変わる。
アクセルを入れればリアに荷重が移る。
基本は乗用車と同じです。
ただ、VITAはレーシングカー。
余計な動きが少なく、ドライバーの操作に対する反応がとてもダイレクトです。
だから、
丁寧に操作すれば、クルマも素直に応えてくれる。
逆に雑な操作をすれば、そのまま弾かれる。
ノーマルカーならクルマ側が電子制御である程度受け止めてくれていた操作も、VITAでは分かりやすく表に出ます。
これが面白い。
広場でやってきたことを、VITAで確認してみる
砂子塾の広場で繰り返している、
ブレーキの踏み方、離し方。
荷重移動。
ステアリング操作。
アクセルの入れ方。
VITAに乗っても、やることの基本は変わりません。
でも反応がダイレクトだからこそ、
今まで練習してきたことが、本当に身についているのか。
それが分かりやすい。
速いレーシングカーに乗るためというより、
自分の操作を、もっとシンプルに確認するための教材。
そんな使い方をしても、VITAはかなり面白いと思います。
今回の走行もデータを基準となる走りと重ねてみると、もちろんタイム差はまだあります。
アクセルを入れるタイミングなど、次にやることも見えてきます。
でも初回から基準タイムに近づけることが目的ではありません。
今日分かったことを、次にもう一度試せばいい。
まずは富士ショートから
今回、最初のVITA体験に富士ショートコースを使ったのにも理由があります。
いきなりレーシングコースで速度を上げるのではなく、まずVITA特有の操作や反応に慣れてほしい。
実際、今回のドライバーさんからも、
「ショートコースは、操作に慣れるにはちょうどいいコースだと思います。」
という感想をもらいました。
そして走り終わった頃には、
「ドライならどうなんだろう?」
と興味津々(笑)
さらに、
「慣れたら富士レーシングコースやSUGO、鈴鹿も走ってみたい」と。
これも嬉しかったですね。
砂子塾で練習してきた、その先に
今回のVITAレンタルは、
「VITAに乗ってみたい人なら、いきなり誰でもどうぞ」
というものにはしたくないと思っています。
砂子塾の広場トレーニングやTrack Referenceで練習してきた皆さんに、その先にある新しい練習の選択肢として使ってもらいたい。
広場トレーニングでクルマの動きを練習する。
自分のクルマでサーキットを走る。
そして今度はVITAに乗って、自分の操作をもっとダイレクトなクルマで確認してみる。
まずはショートコース。
慣れてきたらレーシングコースへ。
その先で「レースにも出てみたい」となれば、それもまた面白い。
今日のドライバーはレース経験者でしたが、レース経験があるからVITAに乗れた、という話ではありません。
むしろ今日見ていて印象に残ったのは、これまで身につけてきたものを使いながら、初めてのクルマに対して無理をせず、少しずつ自分でペースを組み立てていったこと。
そこは、砂子塾で普段から伝えていることと同じです。
初VITA。
初富士ショート。
そして雨。
それでも最後に、
「また乗りたい」
と思ってもらえたなら、砂子塾のVITAレンタル初回としては大成功でしょう。
次はドライで(笑)
