【砂子塾事務局長論】なぜ私は鈴鹿へ通い続けるのか

鈴鹿サーキット。

走ったことがない人でも、その名前を知らない人は少ないと思います。

F1GPや国内のトップカテゴリーレースが開催される日本を代表するサーキット。

だからこそ、

「いつか走ってみたい」と思う反面、

「まだ自分には早いかもしれない」

そんな気持ちを持っている人も多いのではないでしょうか。

実は私自身もそうでした。


鈴鹿は速い人が行く場所。

レースをしている人が走る場所。

昔の私はそんなイメージを持っていました。

もちろん興味はある。

でも、どこか自分とは少し遠い存在でした。


実際に本格的に走るようになるまでは、富士スピードウェイを中心に走ってきました。

富士には富士の難しさがあります。

長いストレートもある。

高速コーナーもある。

だから正直なところ、

「鈴鹿へ行ったからといって何か特別なものがあるのだろうか」

そんな気持ちもありました。


ですが実際に走ってみると、思っていたのとは少し違いました。

鈴鹿は速いか遅いか以上に、

自分が何を出来ていて、何が出来ていないのかを見せてくるコース

だったのです。


高速コーナーでの姿勢づくり。

ブレーキリリース。

ステアリングを切る戻す。

アクセルを開ける判断。

普段は成立していると思っていた操作が、出来ない事が多い。

出来ているつもりだったことが出来ていないと気付かされる。

だからこそ面白い。

そして厳しい。


私は鈴鹿が好きだから通っている。

もちろんそれもあります。

でも本当の理由は少し違います。

鈴鹿へ行くと、自分の課題が見えるからです。


実際、今でもそうです。

スーパー耐久に参戦するようになった今でも、

「まだここが足りない」

と開幕戦鈴鹿で思わされる場面があります。

特に高速コーナーでは、自分の弱点を何度も突き付けられてきました。

経験を積めば課題がなくなる訳ではありません。

むしろ課題がより明確に見えるようになる気がしています。

振り返ると、私が後悔しているのは鈴鹿を走ったことではありません。

もっと早く走らなかったことです。

鈴鹿は速い人だけのコースではありません。

レースをしている人だけのコースでもありません。

自分の現在地を知りたい人にとって、とても価値のあるコースだと思っています。

だから私は今でも鈴鹿へ行きます。

タイムを出すためだけではありません。

自分の課題を見つけるため。

そして、その課題を次の練習へ繋げるためです。

今回の8/6(木)砂子塾鈴鹿プレミアムレッスンも、単なる鈴鹿攻略の日ではありません。

鈴鹿を使って、自分の現在地を知る日です。

「鈴鹿をどう走るか」だけではなく、「鈴鹿をどう活用するか」

私自身がそうだったように、

「なぜ今まで鈴鹿に来なかったんだろう」

そう思う一日になれば嬉しく思います。