砂子塾!熱血レース道!GTワールドチャレンジアジア【予選編】
こんにちわ、ダイワグループの石井です!
7月23-24日 富士スピードウェイで開催された、FANATEC GT WORLD CHALLENGE ASIA JAPAN CUP Rd.2(長いw)
我がチームDGモータースポーツ、そして僕自身にとって初の国際レース。僕の師である東風谷さんとタッグで参戦いたしました。
初のピレリタイヤ、初の285幅スリック、初の450PSで富士と初尽くしで、前日までかなり緊張していましたが、始まってしまえばやる事はいつもと変わらず。
むしろ楽しむ余裕があったのは、日頃のトレーニングの積み重ねがあるからだという事を最初に申し上げておきたいです!
初日は豪雨から一転、ドライへ
金曜の朝は屋内避難のアナウンスが入るほどの大雨、さすが。思えば今年のレースウィーク、雨が降らなかったことがない。(笑)
そして予選・決勝日は晴れ予報、この流れは覚えがあります。うっ…頭が痛い…(菅生の雨の金曜日にクラッシュ歴あり…)
結局、午前中のうちに急激に回復したため、途中からドライで走行できましたが、実質午後の公式プラクティス60分しかセットアップが進まず、限られた時間で決める難しさを改めて痛感しました。
僕一人のセットアップはやっぱり迷走してしまい、東風谷さんに緊急ドライバーチェンジ(笑)
軌道修正してもらいましたが、その後は自分と東風谷さんのフィードバックが近かったので、メカさんともよく話し合い納得いく方向性でセットを決める事が出来ました。
やっぱり決められない予選
土曜朝の予選、Q1とQ2を交代で15分ずつ。スタート内圧やアタックのタイミング、何周アタックするのか、細かく相談していよいよ本番という気持ちに。
まずQ1で僕がアタック、前日の自己ベストを0.8秒更新したが、アタックに入る直前の最終コーナーで痛恨のミス。このミスった瞬間だけちゃんと全世界に配信されてました、なんでやねーん!
続けてもう一周アタックするも0.03秒更新出来ずに終わってしまいました。
自分の失敗を基に、Q2を担当する東風谷さんに短いインターバルの中で情報を伝えます。
タイヤのウォームアップを1周多く設定したので内圧が上がり過ぎてしまった事、そもそものスタート内圧やタイヤのピークのタイミング等。
負けたくないから本当は教えたくないけど、渋々です。(笑)
結果、終わってみれば東風谷さんのタイムに0.1秒届かず、面白くない。師匠相手に闘争心むき出しで、ちくしょー悔しいしか言葉が出ません。
しかし、東風谷さんの予選時はどうやらスタート内圧のセットにミスがあり、左リヤだけ2.4kまで上がってしまいオーバーステアが強くアクセルが踏めず。
しかし、調圧にミスがあったとしてもドライビングでもう少しカバー出来たはずと反省しきりな師匠はタイムに貪欲でした。
これは見習わなくてはならないポイント!
僕もメカニックもチーム全体が育成中なので、本戦でミスをしても学ぶ事、成長をする事が大切!と師匠に言われています。
同じミスを犯さない事の重要性を日々問われています。師匠と言うか先生みたいな存在です(笑)
決勝に向けて挽回するために、ロガーデータと車載チェックを急ぎます。
こうして同じマシンで同じ時間に同じ新品タイヤ、100%同条件で比較して課題を見つけられるって、こんな贅沢な事ってないですよね!?
間違いなくこれまでで一番価値のあるセッションだったと感じました。
まぁ言われることはいつもと同じ、突っ込みすぎと早踏みなんですけどね…。
決勝へ続く!