【第3回】コッチー事務局長のS耐挑戦記

心の準備が出来ていないままスタートがきられた。
スタートは若手の眞田が担当し#20木下アニキと遜色なくラップを重ね、

Photo by Wataru Tamura

ラップモニターを安心して見ていた矢先…
接触による破損で痛恨の30分ものピットストップ。

修理が完了し、このタイミングで高橋選手と交代。
高橋さんもS耐デビュー!
悪コンディションで最初はペースが上がらず苦戦するも徐々に慣れてタイムアップし
ノーミスでピットへ帰還!TVCと砂子塾で呪文のように教わってきた【記憶と再現性】が備わってきた成果なのかもしれない。

Photo by Hiroyuki Orihara

そして僕の出番がまわってきた。任されたパートは約1時間。
雨量がまた増えてきた時間帯で
『また今年も雨か』と安定の雨男パワーで
逆にリラックス(笑)

コースインするとタイヤは冷え冷えで滑るし
前車の水しぶきで視界不良…

Photo by Hiroyuki Orihara

しかし、焦っても仕方ない。
シミュレーターで練習した運転に少しずつ寄せればタイムは出るだろうと冷静に走った。

すると無線で
「良いペースですよ、塾長と変わらないタイムで周回してます」と状況を知りタイヤを感じながら運転をアジャストしながら走り続けた。

途中コース上で塾長とランデブー走行となるが、離される事なく周回出来た事が大きな収穫だったかもしれない。
しかし、トラフィック処理(周回遅れの抜き方や抜かれ方)が師匠と決定的な違いがあるのも事実。これは実戦でマイルを稼いで対処しないと。

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いろいろとあったけれども初陣を完走で終えることが出来た。
TVCと砂子塾(広場)トレーニングだけで
スーパー耐久に挑戦しているチームは
間違いなく我がチームだけでしょう(汗)

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完璧なチーム体制に加え、一流ドライバーを擁する#20の存在が何よりも安心できる材料なのは間違いない。S耐を熟知するレジェンドドライバーからのアドバイスは効果抜群なのである。

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シーズン通して【#20に追い付け追い越せ!】を合言葉に、S耐を戦いながら現場でリアル砂子塾が始まった。

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