【レースドキュメント】代打出場!事務局長レース参戦記

チームからの指令は【2連勝せよ!】

いつもコーチングでサーキット入りしているBMW&MINIRacingシリーズ。

岡山戦もいつものようにコーチとして帯同の予定でした。しかし1本で入電で事態が急変します。

それはレギュラードライバーを務める社員ドライバー石井選手が次戦のみ欠場が決定。

昇格に伴う業務多忙と社員ドライバーとしては昇格し給料も上がるし良い良い!と思いましたが

『ドライバーが居ないから欠場かぁと』とチーム関係者と電話していると

なのでコーチが代走で走ってください!という流れに。

『分かりました。ドライバーお受けします』となったのが6月初旬の事でした。

この時の心境は…大丈夫なんだろうか?俺…(笑)

心配したままサーキット入りをした金曜日。やっぱり雨…

雨は好きなので問題は無いんですが重要なのは翌日の予選日は晴れ予報。

このチームは一昨年の岡山をスキップしているのでドライセットデータが無く

ぶっつけ本番&実は新品スリックタイヤを履いた事が無いという(;´∀`)汗

予感は正確に的中し2番手で予選を終えました。もうおうちに帰りたい気分でした…

そして決勝日の朝。はっきりしない雨量に翻弄されます。

降ったり止んだりと溝付きラジアルタイヤであれば問題ない雨量ですが我々のカテゴリーはスリックタイヤ…

レインタイヤでは雨が少ないがスリックはまだ危険。さぁ~どうするとPIT内では大混乱。

最終的にはドライバー判断と監督に委ねて頂いたので出した結論は…

『スリックタイヤで行きます』と監督に告げてPITアウトしグリットへ整列。

周りの陣営も僕のタイヤ選択を確認し、レインからスリックタイヤへ変更と

チョイ濡れスリックタイヤによる争いへ。

レース1はタイヤ内圧を前半勝負に合わせて、予選で負けた車両を2周目の1コーナーで刺して優勝。

絶対接触してはならない、石井選手の見本となるような内容でなければならないと自分に課して臨んだレース。

勝って当たり前と言われながらイマイチ自信も無かった、現実として予選は惜敗とは言え2位。

久々のレース参戦、レースに継続参戦していないと感覚も腕も鈍るなと痛感したレース1でした。

レース2はリバースグリット制により5番手スタートから徐々に追い上げる展開に。

今回はチョイ濡れ路面で新品スリックと前半は苦しい展開が予想されました。

徐々にレース勘も戻り始め、滑りやすい路面のどこがグリップするのかを探求。

「どこ走ってるんですか?」と質問される程の謎なライン取りだったみたいで。

レース2も無事に優勝、ファステストラップも記録し内容的には良かったと思います。

塾長にも「レース2は良かった」と。

どちらのレースもハーフウエット路面による難しいコンディションとなり

レース2は新品スリックタイヤからのスタートと前半は苦しい展開でしたが

砂子塾の広場トレーニングで練習している「タイヤ感度を上げる」がここでも役立ちました。

前回のブログでも書きましたが、レースの世界とは無縁だった状況から思えば

今こうしてレースをする状況に身を置ける事がどれだけありがたい事かと思います。

TVCで練習を始めた2015年当時は本当にどん底でした。

運転センス無し、お金も時間も有りませんでしたが、必死になって練習出来た事が今に繋がっていると思います。

好きこそ物の上手なれ! この言葉だけで突き進んで来たこの数年でした。

練習すれば必ず僕位のレベルには到達出来ますので練習して

スポーツドライビングを楽しみましょう!

最後に今回ドライバーとして選んでいただいたチームの皆様本当にありがとうございました。

【チーム体制】

〇ゼッケン 55 
〇参加クラス M2CSRACINGクラス 
〇エントラント名 DGMS 【ダイワグループモータースポーツ】
〇チーム監督 小川秀一 
〇ドライバー 東風谷高史