悪条件でのトレーニングは必ず次回の走行に好影響をもたらす!だから日々低μ路面で練習は欠かせないのです!の巻(長いw)

氷上のツルツル低μ路面を経験すれば富士の雨は何とかなる?サーキット走行は練習すれば安全に走行可能なのだ!

皆様こんにちは、事務局長の東風谷でございます。

昨年末の鈴鹿サーキットフルコース砂子塾遠征トレーニングは鈴鹿地方だけ雨!と絶好のコンディションw

塾生の中には「初鈴鹿サーキットでウキウキだったのに雨で急に恐怖心が上回ってきた…」と

気持ちは十分に理解出来ます(汗汗…(;´∀`))

しかしコースインして路面の状況タイヤグリップの手応えを感じながら徐々にペースアップして走ると(日々の砂子塾でトレーニングしている内容をコースに当てコミながら走る←これ重要です!)あら不思議♪

PITに戻ってくるなり「鈴鹿楽しぃー雨だけど」「鈴鹿怖いけど楽しぃー雨だけど」「コース幅狭くて車速高いから怖いけど楽しぃー雨だけど」と楽しい(雨だけども連呼w)を連呼して走行は無事に終了!

やはり日々の練習の成果が遠征先でも発揮されたのです。

女神湖氷上トレーニングはサーキット走行に本当に役立つのか?と疑心暗鬼な塾生が雨の富士で覚醒(大げさw)

冬季限定のトレーニング、蓼科にある女神湖。凍った湖の上をスタットレスタイヤで走る!

歩くのも困難な路面を丁寧な操作で車両を安定させて走る練習。

どのくらい丁寧さが必要かと言えば、普通に加速しアクセルオフを何となく全オフにしただけでスピンモードになる…通常のドライ路面では感じる事の出来ない事が僅か10Km/hでも起きてしまう。

「このトレーニングは女神湖専用テクニックでしょ?」と思っていた塾生も少なくないが氷上テクが富士スピードウェイで披露する事が翌週に起きてしまうのです(要は翌週の富士は雨だったって事なんですが…www)

雨のサーキットは出来れば走りたくないと思っていませんか?雨こそ走るべし!

女神湖の翌週に開催した砂子塾富士スピードウェイプレミアムレッスン14台でコースもプロも占有と豪華なプログラム!

豪華でも天候は主催者にはどうにもなりません。当日の予報は曇り&走行時間ギリギリで雨量1㎜と微妙…どころか予定通り降り出して降水量は明らかに1㎜を超えてウォータースクリーンが発生するほどのウエット路面。

更に悪い事は重なり、走行直前までスーパーGT公式テストがありGT300マシン15台が終日4時間スリックタイヤで走りまくった直後。ドライ路面ならタイヤゴムが路面に付着しグリップ増加に役立つが、雨が降るとそのゴムの上に水が載るので通常の雨よりかなり滑ってしまうのです。しかも気温は真冬でみぞれまで降る悪コンディション…

私も走行しましたが(全くグリップしないなーと…)大ベテランの木下隆之氏、桂伸一氏に伺ったところ…

「こんなにグリップしない富士の雨は久しく経験が無いよ、数年に一度レベルの低μ路面だよ」とニュルブルクリンクマイスターが言うのだから相当な悪条件。

それを聞いた塾生は…「今日はかなりヤバいな…」と覚悟を決めて全車コースイン!

しかし走り始めてしまえばいつものトレーニングメニュー「操作記憶と再現性の追求」に徹するだけ。もちろん極悪低μ路面なのでビビリリミッター発動は致し方ないですが徐々にペースアップしていけばノープロブレム!女神湖に参加した塾生に『女神湖氷上のように超超ド丁寧なアクセルワーク、ステアリング操作をすれば大丈夫!』とアドバイスしたところアンダーオーバーが収まり狙いたいラインにクルマを載せることが出来たと吉報が!

ドライ路面で走りたい!が本音だと思いますが天候は変える事が出来ません。しかし走らせ方次第で楽しくも怖くもなれるドライビングの奥深さ。

塾生の経験談をご紹介すると、「鈴鹿サーキットの雨を経験すると富士の雨は怖くない」←塾生H先輩 「鈴鹿のエスケープゾーンが富士に比べると少なくて危ないなーと思っていたら富士はエスケープゾーン広くて雨も怖くなくなった」←塾生K師範代とホームコースを走るだけではなく、いろいろなコースレイアウトを走る事によりドライビング技量の引き出しも増します。何より恐怖心が払拭されれば身体の硬直も解れて適切な動作が出来るのでミスも減少。楽しく走っていたら結果的に速いタイムを記録と好循環となります。

広場トレーニングの低μ路面トレーニングは各サーキット走行の如何なるコンディションにも通ずるレッスンです。

楽しくサーキットを走りたい、速く走りたい!と思ったらまずは練習から始めましょう!

砂子塾予約時には「参加車両」の記載をお願いします。