【塾生練習日記】「操作丸見えタイヤ(笑)」と言われた話

ローグリップで見えた、自分の操作
VITAでレース挑戦中の塾生による練習記録日記。
「今日はタイヤ、綺麗に使えてるね」
ある日の練習後、
東風谷さんにそう言われました。
4輪とも摩耗が均一で、
タイヤカスもほとんど拾っていない。
自分でも、
「今日はちゃんと走れた」
という感覚がありました。
少し嬉しくなって、
そのタイヤの写真を見せながら話していた時、
「かなり使い込んでるね(笑)」
「それで走ってるの?」
「操作丸見えタイヤじゃん(笑)」
そんな言葉を掛けられました。
確かに、
新品タイヤを履けばタイムは出ます。
でもその時の自分は、
「まだグリップに頼ってタイムを出す段階じゃない気がする」
そんな感覚の方が強かったんです。
もちろん、
新品タイヤを使う選択肢はありました。
実際、東風谷さんからも…
「もうそろそろタイヤ変えてみる?」
と提案をもらうこともありました。
でもその時の自分は、
「まずは中古タイヤでもしっかり操作できるようになりたい」
という気持ちの方が強かったんです。
そこからは、
中古タイヤで走る時間が増えていきました。
真夏の灼熱路面。
真冬の低温路面。
ローグリップタイヤだと、
操作の誤魔化しが効きません。
ブレーキの抜き方。
ステアリングの戻し方。
アクセルを開けるタイミング。
雑に行う操作で挙動が全て出る。
少し雑に操作しただけで、
クルマが曲がらない。
だから逆に、
「ちゃんと操作しないといけない」が凄く分かりやすかった。
もちろん、
新品タイヤを否定したい訳ではありません。
新品だからこそ分かることも沢山あります。
ただ、
グリップに頼れない状況というのは、
自分の操作を見直すには凄く正直でした。
砂子塾でよく言われる、
「怖さを理解に変える」
という感覚も、今思えばこういう練習の中にあった気がします。
そして何より。
当時は必死でしたが、
今振り返ると――
あの「操作丸見えタイヤ(笑)」での練習が、
少しずつ自分の走りを変えてくれていたのかもしれません。
全部スムーズに操作しないとまともに走らない
今月も練習あるのみです!

