【体験談】砂子塾で速くなる!86×中間テストで見えた富士スピードウェイの壁

思い知ったプロとのタイム差3秒…

TVC・砂子塾生
林 様

砂子塾歴:3年
TVC歴:40回以上

 

シミュレーターでの挫折とトレーニング開始の原点

砂子塾歴3年の林です。BMWのディーラーで、砂子塾の東風谷(こちや)事務局長さんがアテンドしてくれたシミュレーターに乗って、運転の下手さ(アクセルやブレーキの操作が粗いこと)を痛感し、TVC砂子塾広場トレーニングに通い始めました。

TVCではもてぎの基礎トレーニングをなかなか卒業できず、40回以上通い、広場トレーニングにも十数回参加。

そのタイミングでトヨタ86ナンバー付きレース仕様車を購入したことで、本コース通いが2025年2月から始まりました。

苦戦の連続と本コースへの挑戦

今までは、コーチングもなく、やみくもにコースを走っていたのですが(TVCではある程度トレーニングしているものの)、どうも本来の車両が持つポテンシャルを引き出せていないのを実感していました。ラップタイムの理想(前オーナーの冬季レースタイム)に対して自分は2.5秒から3秒遅い結果しか出せていません。しかし、自分の腕が未熟なのを棚にあげて、タイヤがすり減っているから、グリップが足りないのでは、と勝手に車のせいにする始末です。

これではいけない、現在のタイヤでどの程度のポテンシャルがあるのか、自分はどこが遅いのか、それを確認するために、富士スピードウェイでの中間テストに臨みました。中間テストといっても、別に合格点をとるようなテストではありません。

 

自分の限界と向き合う富士スピードウェイ中間テスト

自分が乗って、タイムを計り、ロガーで波形やセクタータイムを記録し、東風谷さんが後から乗ってそのデータと比較する、そして自分の弱点を見つけるというような流れです。塾長に厳しく指導されることもないので(笑)安心して受講して下さい。

そして中間テストの日がやってきました。GWのスーパーGTが終わった翌日、5月5日「こどもの日」に、砂子塾の86乗りたち(みんなオっさん)が、前日とは打って変わってガラガラの富士にやってきました。GR86が2台、86(ZN6型)3台の86祭りの様相を呈していました。

最初のスポーツ走行2本を私が乗り、東風谷さんは最後に乗ったのですが、2本目の最中にNさんが駆るHCレーシングの86に付いていくことにしました。

AT車だから離されることはないかなとタカをくくっていたら、何やらやたらと速い。

1コーナーでは100mあたりで、Aコーナーでは50m看板あたりでブレーキランプがつき、キレキレの走り。しかもヤリスやロードスターなどの遅い車を周回遅れを抜くかの勢いで素早くさばいて、すいすいと走ります。こちらは離される一方。全然ついていけませんでした。

2本目が終わり、PITに戻ると、その86ATは最後の何周か、東風谷さんが運転していたとのこと。「なーんだ、だから速かったのか」と納得しました。プロの運転はAT車でもかなわないという事実に驚きました。

プロの走りに学ぶデータ比較で見えた実力差

一方、最後の3本目は東風谷さんに自分の車両を乗ってもらいました。自分は2分6秒台だったのですが、電光掲示板の時計を見ていても2分4秒台が出ている様子。淡々と走ってPITに帰ってくるとタイムは、それよりも速い2分3秒687でした。まったく同じセッティングの車で、タイヤも30周以上走った使い古しで、3秒差が付きました。改めて車ではなく自分の運転をレベルアップする必要があると強く感じました。

さて、いったいどこに差があったのでしょうか?富士スピードウェイのセクタータイムを比べてみると、セクター1はほぼ同じでした。

一方、セクター2は1.3秒差、セクター3は1.7秒差で合計3秒差となりました。自分はセクター2のコカ・コーラコーナーが苦手です、さらにヘアピンもうまく走れていません。

更にセクター3のターン13、スープラコーナー、最終コーナーも遅いはず。ストップ&ゴーの1コーナー、ダンロップコーナー以外で差がついているのは明らかです。

次へのステップと夢への決意

本当なら、車載カメラで運転を比較し、ブレーキ、ステアリング、ライン取り、最低車速などをチェックするべきでしょう。残念ながら、今回は動画の準備ができておらず、弱点の把握にとどまりました。今後は、TVCでのトレーニングを深めたうえで、動画環境を整え、改めて本コースを走り、次の中間テストに備えたいと思います。

個人的には、TVC、広場トレーニング、中間テストのループで速く安全に走れるようになり、夢である「いつかはレースに出場」に向かっていければと思います。東風谷さんからは目標は1.5秒差と言われており、少しずつその目標に近づけたいと思います。

今回、富士で86祭りに参加いただいた塾生の皆様、一緒に走ることができて、また競いあうような緊張感も得られて楽しかったです。

また次回、遊んでください、どうもありがとうございました。


【砂子塾長からのコメント】

林さんの86購入は以前から勧めており、やっと実現してくれました。腕を伸ばすのにこんなに適切なクルマはないと言っていいほど。適切な車種選びも成長加速の上で重要なのです。

林さんの本文でもあるように広場トレ、TVCシミュレーター、中間テストのループは本当に自信をもってお勧めしたいループです。
目標のレースデビューのその日まで、いや!その先の表彰台までHさんをお連れしたいのです!!!マジ

 

【東風谷事務局長からのコメント】

最初はBMWディーラーさんのシミュレータートレーニングでしたね。当時アクセルやブレーキを踏む音が「バタン!ドカン!」と轟かせていたのを覚えています(;^_^A アセアセ・・・

丁寧な操作でスムーズなドライビング!とアドバイスから気が付けば「砂子塾+TVC」でトレーニングするお仲間に。夢の実現に向けて一歩前進ですね!やれば必ず出来ます!楽しみながら頑張りましょう!


基礎トレーニングなら砂子塾